大きな植木3本と広い芝生のお庭...
「芝生は管理が大変なので、将来的に手入れのし易いお庭にしたい」...
そんなご要望でした。
近隣の住宅に囲まれながらも、オープンなしつらい。
面積は十分広いはずなのに...
周囲の景色のせいか少なからず圧迫感がある。
...背景に統一感が出れば雰囲気は一変しそうだ...
...緑の映えるキャンバス...
広いデッキと石貼りのアプローチで、極力土の露出を少なくし...
デッキのボリュームに負けない花壇は、
管理しやすいレイズドベット(立ち上げ花壇)
何かフォーカルポイントが欲しい...
機能的な水場にその役を与えよう...
既製品ではこの庭の雰囲気に合ものが見つからない...
やはりオリジナルで造るしかないか..
何といっても、「お手製」は収まりがいいのです...
「夜の雰囲気も演出したいなぁ...」
ご主人はそういいました。
あまり飾りすぎず、
主張しすぎない...そんなライト
明るすぎず、
ほのかに照らしてくれる...
...そんな明るさ
とってもエコなローボルトライト
北側に位置する玄関口...
スペースとしては小さな植え込み..
頭デッカチに伸びたアラカシ...
バランス悪いし、抜いた方が良さそう...
植栽から芝貼り、砂利敷きまで自力で築いたお庭。
約10年が経過し、芝や植栽の管理に手がまわらなくなり、お庭を有意義に使えない状況でした。
実際お庭での活動はお手入れでいっぱいになり、くつろぐ時間がとれないのはとても残念なことです。
「お庭をもっと有効活用できたら...」
そんな思いをこめて...
お庭への入り口。
石貼の小道と頭上のパーゴラがお庭へと案内します。
パーゴラのアーチの先に見えるベンチと水場。
石貼の小道をぬけると
足元は水場と小さな菜園をつなぐ古枕木の舗装...
菜園と花壇に挟まれた直線
リビングの延長「ウッドデッキ」へのアプローチ。
「かつては市民農園で野菜づくりに励んでいた」
という畑好きのご夫婦...
小さいながらも、料理の最中にアクセスできる
便利な家庭菜園。
デッキへは広いステップが滑らかにつながる。
キッチンから菜園へのアプローチもスムーズ。
デッキと対面式のベンチ
両サイドは花壇、頭上はパーゴラ...
ココに腰をおろせば、いつもと180度違う景色...
日が暮れても、ほんのりと明かりが灯る空間...
「暮らしにやさしい」...そんなお庭になりました。
北側にあたるエントランス...
小さなスペースでも、葉色の明るい植栽で...
食せる果実とささやかな菜園と...
家族が集う、くつろぎの時間...
それがこの庭にいつまでもありますように......
造園設計/施工:gardener ENZO
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