大切に育ててきたつるバラが大きくなってきて、今後どのように管理したらいいのか?そんなご相談を頂きました。
つるアイスバーグとシュラブ樹形のハイド・ホール。広い誘引スペースを確保すれば、その魅力を生かすことが出来るでしょう。
お庭を囲っていたスチールのメッシュフェンスと、長い支柱で器用につるバラを誘引されていましたが、まだまだ大きくなるつるバラを誘引するのは難しい状況でした。
はじめは建物の壁面への誘引をお勧めしましたが、室内からの眺めを重視したいとのことでした。
そこで...平面的なフェンスでは眺めとして印象が薄いので、立体的に誘引できる構造物をご提案しました。
ウリン材のフェンスとパーゴラの組合せですが、パラ誘引に適した粗い格子にすることで、圧迫感無くバラが引き立つように設えました。パーゴラを低めにすることで、室内からもバラを近くに感じることが出来るでしょう。
鉢で管理されているバラも沢山あるので、冬の景色から一変して、春は花に囲まれてまさに「バラ一色」...
正面にある既存のヤマモミジもバラと喧嘩しないように移植した方が良さそうです。
気になるお隣の建物も、パーゴラが出来れば気にならなくなりそうです。
まだ寒空の1月末。
うかうかしているとバラの芽が動き出してしまいます...
その前に...なんとか誘引出来ました。
新たな住処で春を待つつるアイスバーグとハイド・ホール。春が楽しみです。
お庭へのエントランスからの風景...
いよいよ全開の5月。
今年はまだパーゴラを持て余していますが...
来年は雰囲気出そうです。
2色あると一段と華やかさが増します。
ハイド・ホールは夏の間もよく咲きますが、つるアイスバーグは基本的に春だけなので、この時期を見逃せません。
お隣の建物もあまり気にならなくなりました。


ご夫婦共にバラがお好きなS様は、この他にも多くのバラをお持ちで、とても熱心に管理されております。また来年の景色が非常に楽しみです。
造園設計/施工:gardener ENZO
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