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BEFORE
バラを楽しむお庭にしたいというメールを頂き、いざご訪問。広い駐車スペースを確保してもまだ十分にお庭を確保できる理想的な敷地。既に植栽されたお庭が広がっており、どんな方向性かな?とインスピレーションが働かない感じでした。
バラが大変お好きな奥様とお話を進めているうちに、何となく見えて来ました。とにかくバラの数が多いのですが、まだ株が小さく、これからといった感じ。大きくなるもの、コンパクトなもの、厳選しながら配置するようですが、まず骨格づくりをご提案しました。
いつも歩行する場所には平板が置かれていました。雑草の管理が大変で、雑然としてしまうのが悩みの種。歩行する場所を明確に舗装すれば、他の雑草はそれ程気にならないものです。広いお庭を立体的に使うためにも、植栽の間を縫うような小径をご提案しました。
PLAN
既存の植栽は大きく動かさず、バラを再配置します。奥様が集めたバラ...中でもお気に入りを中心に、開花時のイメージを膨らませつつ...
誘引するための構造物は敢えてつくらず、ナチュラルにバラが空間を埋めるようなイメージで...
アプローチの形状は幾つかご提案した中で、曲線の案となりました。素材は曲線と相性の良い自然石乱形の石張りとなりました。
鉢などで雑然とした玄関前は花壇でスッキリと植栽。最も目立つ場所ですから...
AFTER
寒空の2月、植物たちは夫々の姿で越冬中です。
骨格となるアプローチや花壇が完成し、バラも春を迎える準備が整いました。緑と花の彩が待ち遠しい...
全てのバラが思い描いたようになるとは限りません...
思った以上の新しい発見もあります。
だから面白いのでしょうね...
次への期待が高まります...